あんびるやすこだより
郡山へ行って来ました!…2020年8月

みなさん、こんにちは。
新しい病気とけんめいに立ち向かううち、きせつは真夏をむかえました。
とても暑い日が続いていますね。

日本の色々な場所をめぐっている「あんびるやすこ展」は今、福島県の郡山市に来ています。
会場は「こおりやま文学の森資料館」。
ざんねんながら、サイン会や講演会は中止になりましたが、わたしは8月2日に、こっそりと展覧会をのぞいてきました。
この展覧会場のためにデザインした「かんばん」や、きれいなお庭の中にたつ「こおりやま文学の森資料館」を自分で見たかったからです。

車で「こおりやま文学の森資料館」に近づくと、「かんばん」が見えてきました。
マゼンダピンクのドレスを着たキャラクター達が並ぶ「かんばん」です。もう少し行くと、クリーム色のはいけいに、コットンや6匹の猫たち、アンバーやニッキが描かれたかわいい「かんばん」。
どちらも、手入れがゆきとどいた緑の生け垣の上におかれています。
「かんばん」が、緑あふれるこの通りの美しさにピッタリとにあっているのを見て、わたしはうれしくなりました。

「こおりやま文学の森資料館」に入るとヒンヤリとして、良い気持。
市川市や明石市の美術館にならんだ絵を、全部ここで見ることができます。
ここにわたしの絵が並ぶことになったのは、「こおりやま文学の森資料館」で、はたらくみなさんが、市川市の展覧会を見て、「郡山のこどもたちにも、この展覧会を見てほしい。こどもたちの喜ぶ顔がみたい」とねがってくださったから。

今、みなさんは思うようにお友だちに会えなくなったり、思いきりからだを動かすこともできなかったり、ワクワクときたいにむねをふくらませていたことが中止になったり・・・、ガッカリすることが色々あると思います。
けれどこんな風に、あなたの周りには、いつであれ、あなたの喜ぶ顔を見たいとねがい、あなたのしあわせをねがってくれている人がいるのです。
もちろんわたしも、そのひとり。
がまんばかりでつらくなったとき、すごくガッカリしたときには、どうかそのことを、おもいだしてみてくださいね。

郡山のちかくにすんでいる読者のみなさん。
みなさんに絵を見てほしいけれど、くれぐれも感染に注意して、見に行ってください。
こおりやま文学の森資料館へいけない読者のみなさんも、
いつもとは少しちがう夏休みになりましたが、すてきな思い出がひとつでもふえますように!

みなさんの元気なお顔を、また1メートル以内で見られる日を、今から楽しみにしています。

2020年8月11日      あんびるやすこ